J-POP恋愛論 0.3「各章の構造」
以下では、恋愛のいくつかの段階、あるいはいくつかの場面に応じて、それに対応した曲を恣意的に選択している。この選択に客観性を持ち込む必要はないと判断した。その中でも一応前提したこととしては前述通り、ヒットチャートから楽曲を選択した事である。これは記述上の問題から、多くの人がそもそもその歌詞を把握している必要があるということもそうであるし、またもう少し踏み込めばそれらが人口に膾炙したことには何かしらの意味があると考えたからかもしれない。
しかしそのような段階、あるいは場面が何か一定の意味をもっているとかその順番が何かを前提している、ということはないと少なくともこの時点では表明しておきたい。