2018年11週目
3/12
色々な連絡がこなくて結構焦りました。
CM曲の作曲。
3/13
撮影で中野。といっても立ち会いです。
衣装デザイン、スタイリストの方、かなりいろんなアーティストで共通点あったんですが初対面。なぜいままで会わなかったんだってくらい被りがありました。
素晴らしい内容になりそう。
スタジオで、前日の作業の続き。
楽器をとりはじめました。
3/14
朝から純喫茶で作業。なかなか充実します。
自分のソロのアルバムSOROR"new life wave"の発売日。自分の名義でアルバム出すことになるとはあんまり思ってなかったんですが、こうして無事発売を迎えられて感慨深いです。
MINT mate boxのリハーサル。今回ドラムサポートしてくれる方とスタジオで初めてあったんですが、なんと直前にいったお店にその方がちょうどいたらしく「多分そうかと思ったんですが、声かけられなかったです」と言われちゃいました。ピンクのカポタストを買っていたので、声かけづらかったのかもしれません。
3/15
自宅で歌詞書いたり、作業したり。
3/16
SORORのインストアライブ。フィロソフィーのダンスの日向ハルさんにゲストで出演してもらいました。
セットリストは
おいしい声
スモール・ワールド・ダイバーシティ
カルチャー・カースト
丸の内サディスティック(カバー)
大人の恋愛
でした。
帰り道にかなり久々に家系ラーメン食べたんですが、なぜかお店に警察の人がずっといて家感がいつもよりずっと薄めでした。
3/17
東大で高校生向けに歌詞のワークショップ。
一年ぶりだったのですが、今回も高校生のみなさんは積極的でいい感じです。特にいわゆる受験もつよい進学校の子たちなのですが、こういうある意味それとは結びつかなそうなことでも積極的かつ能力を発揮するというのが本当に優秀なんだとおもいます。
そのまま徹夜でレコーディングに入りました。
3/18
朝一で大阪に移動。最近芸がない気もするんですが、新幹線乗る前に万世のカツサンドばっかり買ってしまいます。まさに慢性のカツサンドなんですが、今回は肉が二倍というやつにしてみました。厚すぎて本読みながら食べづらいので失敗です。
でもさすがに眠くて、気がついたら寝てました。浜崎あゆみと福山雅治のベストアルバムを聞く道中になってました。
大阪で MINT mate boxのライブ。
こちらでもかなりファンが熱くなってきました。
帰りは今回は車に同乗させてもらいました。「水平思考クイズ」をみんなでやりながら帰ってなかなかおもしろかったです。
2018年10週目
3/5
朝まで作業して、最後に芳香剤こぼして匂いを体にまとって帰宅しました。
「たいせつなお知らせ」は注意深くつかわなくてはなりません。
3/6
基本みんなばっちりですぐ終わるんですが、ライブ用に色々とったりもしないといけないので大変。スタジオ持っててよかったです。
帰りにちょっとだけご飯、という店を選ぶのが難しいです。
この日はまあ比較的正解だったかも。
3/7
某アイドル運営の方と打ち合わせ。とはいえそのアイドルの件ではなく。
ハルちゃんの歌だけ、まだ残っていたので前日にひき続き。
宮野くんがなんか調子悪そうでした。
3/8
フジパシフィックミュージックで、スタッフの方と面談。
2年後とか10年後の話をしました。
夜諸々おわったあとに家の近くの撮影スタジオで打ち合わせ。こんなところにスタジオがあったとは。
監督のことは前から知っていたんですが、はじめてお会いしました。
3/9
休みにしようと思ったんですが、あんまり休めず。
3/10
1日レコーディングしてました。
データ待ちでサウナにいったりしてるんですが、もう少しバリエーションがほしいです。
3/11
この日はコライト作業。先週に引き続き。知り合いと知り合いが知り合いだったりしたことがたくさん判明しました。
2018年9週目
2/26
弔事で静岡にいっていたので、昼頃帰る。
色々と事務仕事
2/27
Softbankに電話したんですが、かなりひどい対応でびっくり。
ここ最近でも最も生産性のない電話でした。電話の会社なのに。
コロムビアで打ち合わせ。好きな落語の音源(というべきなのかよくわからないですが)もたくさん出してる会社なのですが、もちろん落語の仕事ではありません。
MINT mate boxのプリプロ。プリプロというのは、レコーディングの前段階として色々録ったりして確認する作業です。この日は歌を数曲とりました。
2/28
「パディントン2」を観る。1よりかなり面白いです。
自分の会社(Apriori music)の決算なので、色々と作業。社長って大変さよりも自由さのほうが完全に勝りますね。でもファウンダーではあっても、経営者としてのやる気というのは別だなと思いました。
夜は、仲良しのディレクターさんたち(全員べつの会社)と飲みにいきました。二軒目で最初自分たちしかいなかったんですが、自分とは別の世界のバンドマンたちが入ってきて、こちらも全員音楽業界の人なのに顔は誰もわからない(あとで名前聞いたらグループ名は知ってました)という状況だったので、まだまだ知らないことの方が多いなという感じです。すごい大所帯でした。
3/1
MINT mate boxのリハーサル。
『彼方のアストラ』という漫画がかなり面白くて一気読み。
3/2
急遽某グループのディレクターからの依頼で、お仕事。
3/3
ミスiDのひなまつりイベントへ。
ロフト系のグループの七不思議のひとつとしては、会計を最後に順番に出るときにやっていくシステム。例えば100人くらいいたとして、普通の飲食店だったらレジに100人ならぶとかかなりのパンク状態だと思うのですが、これが毎回なんとかなってるのは謎です。
見放題でMINT mate box出演。
SHE IS SUMMERもおなじライブハウスだったので、みんなで同じ楽屋でした。
空き時間に1人で歌舞伎町のどうみても美味しくなさそうな中華料理屋にはいったら、本当に美味しくなかったです。でもなんか悪くないな、と思ったのは客が自分1人で、僕のやつを作り終えた店員さん4名が全員でまかないを食べ始めた結果店内が、家族づれのテーブルとカウンターに1人みたいな構図になったことです。
3/4
自分のスタジオで、コライト(複数人で一緒に作曲や作詞の作業)。
二曲くらいイメージができました。
2018年8週目
2/19
自分の誕生日イベント@新宿ロフト
三年ぶりに開催しました。
出演してくれた、大森靖子さん、にゃんぞぬデシさん、春風亭昇々さん、フィロソフィーのダンス、MINT mate box、姫川風子さん、ありがとうございました。
この日のMCで話そうとおもったけど、話せなかったこと。
行きのタクシーで、機材持ってたからか
「音楽関係の方ですか?」
ときかれ、結構長いこと話したんですが、
運転手さんは数十年前、結構本格的にバンドをやってたらしく、そのバンドの作曲をしていたリーダーは東大をでたヤマモトさんという人、という話でした。
ちょっと怖かった。
2/20
フィロソフィーのダンスのレコーディング。
メンバーと話をしたりする時間にもなっているんですが、そこから曲のアイデアがでてくることも多いです。
スタジオの方にも誕生日を祝っていただいたり、うれしかったです。
2/21
『バーフバリ2』みました。
最高です。2からみるというのもどうかなと思いましたが、劇場でやってるうちにみたかったので。帰ってすぐ1もかって見ました。意味深なところが何一つないのが、ポジティブにはたらくのはリズム感ですね。
2/22
バーフバリで興奮しすぎたのか、イベントまで気を張っていたのかちょっと体調を崩して1日休み。病院いったのですが、インフルエンザではなかったです。
2/23
3月の高校生向けワークショップの打ち合わせ。色々話しているとアイデアが出てきます。
2/24
ワイヤレスのイヤホンをかいました。
初めて買ったんですが、音はともかく便利です。
充電忘れそうですけれど、
作詞家、作曲家を目指す方のゼミで講義。主催の方が司会で、基本質問に答える形式。
参考になるかならないか、というラインよりどれだけ新しい話を提供できるか、という観点でしかなかったんですがそういう話はできたと思います。
2/25
弔事のため、急遽地元に戻りました。
2018年7週目
2/12
朝一で代々木で打ち合わせ。ちょっとはやくいって、近くで資料に目を通したり、少し作業しようと思ったら、そこにそのあと打ち合わせする方がいて、なんとなく声をかけられずでした。
いい感じの事務所でうらやましい。
callmeとフィロソフィーのダンスのツーマンの東京ファイナルが渋谷WWW Xで(来月仙台で追加公演はあります)。
フィロソフィーのダンス新曲「ラブ・バリエーション」は僕のしらないメンバーのエピソードを昨年末にまた加茂さんから色々きいたところからはじめて歌詞をかきました。ライブも大盛況でした。
打ち上げも参加。フィロソフィーはいつも肉です。
2/13
某シンガーと、宮野くんとRolandに遊びにいく。どんぴしゃの面白い話もいただきました。
加茂さんに、宮野くんも一緒に赤坂のお寿司屋さんにつれていってもらいました。
この日は加茂さんがなんか色々なことで微妙にあってるようなあってない間違いをしていて面白かったです。「おしゃべりトマト」とか。
そのあといったバーでのんだお酒、どれも最高でした。
ぜんぜん関係ないんですが、先日飲んだこのウイスキー、見た目も匂いも薬品感すごくて美味しかったです。 pic.twitter.com/wtjBitnqgo
— Yamamoto Sho ヤマモトショウ (@yamamoto_sho) 2018年2月15日
2/14
MINT mate boxの新曲のミックスダウン。スタジオはいるときにやすだちひろが急いででてきてコンビニに向かってたんですが、その後やすださんが完全に今かってきたと思われるチョコレートをくれました。でも嬉しいですよ。スタッフ氏にもいただく。
2/15
歌ネットの作詞家対談で、
いきものがかりの水野さん、元チャットモンチーの高橋さんと対談。記事は後日アップされますが、卒業ソングについてのお話で盛り上がりました。
イヤホンを探しているのですが、なかなか理想のものにめぐりあえず。
2/16
日中はほとんど事務作業でした。
夜は誘っていただいてとある食事会。お名前は存じあげているけど初対面の方、そしてまったくはじめて会う方がほとんどでしたが、楽しかったです。
そのあと、いたメンバーで千駄ヶ谷のほうのbonoboというクラブにいきました。
2/17
新人シンガーのレコーディング。
最近仲の良い、ソニー乃木坂スタジオのエンジニアにとってもらってるんですが、彼はレコーディングもさることながら色々先のことを考えていて話が盛り上がります。まあブースで歌っている人からすると、コントロールルームでよくわからない話でもりあがられても困ると思うんですが。
いい歌が録れました。
急ぎ、タワーレコード新宿のインストアへ。MINT mate boxいいライブになりました。みていて安心感が少しでてきました。PA機材とか持ち込んでいるのも、意外に気づかれないけど大事なところだと思います。
らんぶるでエンジニア氏と色々話して、解散。
2/18
スタジオ作業。アレンジと歌詞をどんどんつくっています。
夜はMINT mate boxでリハ。その前にビレバンにいったら、MINTの曲がかかってました。
まねきケチャのグッズを熱心にみてた方、なんか見覚えあったんだけど気のせいかも。
2018年6周目
2/5
初めての高井戸のスタジオでShiggy Jr.の森夏彦くんとレコーディング。久々でした。なんか不思議な音源になりました。
やすだちひろの一瞬の動画にでるためにスタジオ戻って、CDを買いました(?)
2/6
色々打ち合わせと作業。
タワレコみたりしに渋谷にいったら、MINT mate boxのmahocatoが弾き語りしてました。差し入れしたり。
新宿でちょっといい感じの飲み屋を見つけてしまいました。
2/7
自宅マンションが、改装工事するとかで打ち合わせ。
MINT mate box『beside』
フィロソフィーのダンス『ダンス・ファウンダー』
ましのみ『ぺっとぼとリテラシー』
発売日。
関わったものが3作品同じ日、というのは時々なくはない、というか以外とリリースは重なります(もちろん日本は基本水曜日発売なので、同じ月なら1/16くらいの確率でかぶるんですが)
2/8
ばってん少女隊の新曲「bye bye bye」のミックス。みんなでピザ食べたりクラブ状態で楽しかったです。
ばってん少女隊 「bye bye bye」 5/9 シングルカップリング曲トレーラー映像
博多弁とかけているわけですが、ここ数年博多っていけてないので、今年はこれを機にいけたらいいなと思います。メンバーは博多でレコーディングしているので、今回もお会いできず。
2/9
自分のイベントのリハやったり
2/10
渋谷タワレコでMINT mate boxのインストアライブ。ちょっとトラブったりもありましたが、大盛況。
急遽、そのまま品川に向かい新幹線で名古屋
callmeとフィロソフィーのダンスの2マンツアーの名古屋編をみました。
名古屋のファンは結構色々入り乱れている感じで、面白いですね。
もちろん、名古屋以外からもきてると思うんだけれど。
帰りに名古屋駅でみんなで食事しようとおもったらどこも混みすぎてて、「じゃあ各々食べましょう」ということで解散したら、結局全員空いている同じ寿司屋に合流しました。空いてるだけのことはありました。
電車は別だったので、宮野くんと2人で新幹線で戻り。同じ車両に某ある意味有名アイドルグループの方がいて、なんか話に気をつかいました。
2/11
休み。休みに高頻度(といっても三ヶ月に一回くらい)でいっている焼肉屋さんがあるんですが、そこでたくさん食べるために遠回りして歩いてからいく、という倒錯した感じです。
フィロソフィーのレッスン2
さて、では哲学的でよく問題にされるものとして前回あげたものをもう少し細かく見てみよう
・存在
・精神、心
・自由
・時間、空間
・認識
・神
・生命
・言葉
・科学
・人間
この中で、例えば精神や心がどういったものなのか、あるいは神とは何か、といったことは比較的哲学の問題であるということがわかりやすいものかもしれない(問題の内容が「わかりやすい問題」というわけではない)
哲学以外はこれらの問題を扱うのが難しい、といってもいいかもしれない。
実は「存在」という問題も、哲学に固有の、そしてまさに哲学というものがはじまったときからのとびきりの難問である。
前回の
Q.4「なぜ何も存在しないわけではなく、何かが存在するのか」
という問いが、それを方法論的な問いに変換することによって(「どうやって何かが存在しているのか」という問題におきかえること)、それを物理的な問題にかえる(哲学ではこのようなときに「還元する」という用語を用いる場合がある)ことで解決することは難しいということは確認した通りである。
つまり、
たとえ、存在しているもの例えば目の前のこのコンピュータが、どんな分子、原子、さらに小さな素粒子でできているということがわかったとしても、それが「なぜ」存在しているのかということの答えにはなりえない。やや暴論になるが、物理学との比較で言えば、物理学の法則が「なぜ」成り立つのか、ということに関して、物理学自体がそれを説明することは難しいということとこれは似ているだろう。
また、そもそも存在するものというのが、物理的な対象だけとはもちろん限らない。
だから、Q.4はこのような別のタイプの問題に還元することは難しいし、前回の冒頭部でのべた哲学者的な考え方からいえば、このような問題を考えるもっとも基本的な方法のひとつは
Q.6「存在」とはそもそも何か
を考えることになるといえるだろう。
ということで、天下り的ではあるが、「存在」そのものを議論することが哲学的な問題であるということが確認できた。
さて実際、「存在」とはなんだろうか。
いよいよ、この辺りからは哲学らしい話になってくる。存在とはなにか、ここでそれを簡単に説明できるわけはないだろうことはここまで読んでいればなんとなく想像はつくだろう。
実際それを考えることは、あまりにも「漠然としたこと」のように思えるからだ。
例えば、「なぜ早起きができないのか」という問題だったら、我々には考えるヒントがたくさんある。仕事のこと、睡眠時間のこと、気温、季節、色々要因をかんがえて、そこから何らかの答えを導くことができるだろう。
しかし存在、となると実際に我々があつかっているものはすべてなんでも存在しているのだから(これも本当にそうかどうかは難しいが)、そもそもヒントも何もない。
そこで、とりあえず方針をかえて、以下のように考えてみる。
Q.7 Q.6を考えることはなぜ難しいか?(存在とは何か、を考えることの難しい点は何か)
ひとつの大きな答えは、直前に書いた通りで、我々が対象として扱えるものはそのほとんどすべてが存在であるからだ。
これを書いているコンピュータも存在しているし、キーボードをたたく手も存在している、そして我々があつかっているこの言葉も存在しているし、Q.7という問も存在している。
このように考えると、「存在とは何か」の答えは少なくともこれらのすべてを満たすようなものではなくてはならない。しかしこのコンピュータと、Q.7に共通するものを見つけるだけでも相当やっかいなことを容易に想像できる。
今、この難問を大雑把に解決する方法はこうだろう
A.6 存在するものとは「〇〇は存在する」という文の、〇〇に入りうるものである。
このA.6は上記のコンピュータであれ、手であれ、言葉であれ、Q.7であれ、すべてを網羅している。少なくとも、存在するものはすべてこの文の〇〇に入りうるだろうから、これはかなり有効な戦略に思われる。
しかし、この回答はなにか奇妙な、しっくりこない感じがするだろう。そのように思うのは、実際ごく自然なことであるように思う。
それはまず一つには、これが論点先取をしていることに起因するだろう。
つまり、「存在とは何か」にこたえるために、「存在」という言葉を使ってしまっていることだ。存在するものを「存在するもの」と書くことにして(このあたりは何がなんだかよくわからなくなってくると思うが、すこしだけ我慢して読んで見てほしい)、A.6に当てはめてみる
「存在するもの」は存在する
という文が成り立つことになる。しかしこれはほとんど何もいってないような気がする。コンピュータとはコンピュータである、という絶対になりたつが何の意味もない説明と同じような感じがするのだ。
これは実際には別ものなのだが、違和感の元になっているものは比較的近いのでここではこれくらいに止めよう(興味ある人は考えてみると良いと思います)
他にも
「入りうる」とは何か、という問題もある。
例えば
「竜は存在する」
という文を考えてみよう。これは少なくとも文としては成り立っている気がする。つまり、この文が「正しい」か「間違っている」かは別としても、この文には何らかの意味があるように思われるので、少なくとも「竜」は「〇〇は存在する」という文の〇〇に「入りうる」もののように思われるのだ。
ところが、竜は存在しない。
(竜だともしかしたらいるかもしれないじゃないか、という人は「空想上のいきもの」とおきかえてもよい)
存在に関して、この方針をとりつづけるのであれば「〇〇は存在する」という文が「成立する」とは何か、という問題に関して扱わなければいけなくなる。
Q.8 文が成立するとは何か?
こうして、問題は「言葉」の問題に変化してきた。
前述のとおり、言葉というのも哲学の主要なテーマのひとつであり、しかもそれらはまったく別の問題なのではなくてこのように大きく関係している。
もちろん、
Q.6に対する方針として、このような方法以外で考えることも可能で、例えば
A6’ 存在するものとは、認識の対象になるものである
というふうに考えるとすれば、もちろん例にあげたものもカバーされるし、上記のような言葉におきかえることでは解決しなかった問題も解決されるかもしれない。
すると今度は認識とは何か、あるいは認識を可能にする精神や心とは何か、というような問題になってくるだろう。
というように、実は上記のいくつかの哲学のテーマはそれらが関連し合うことで余計にその内容を複雑化させているともいえる。
だから、実はこの問題を扱っている、という主張すら本当にそのような中身のことを論じていることの保証にはならないし、読む側や聞く側もある程度それを意識しておかないといけない、そんなものになっている
3に続く